免疫のしくみを学ぼう! 1.自然免疫と獲得免疫ってそれぞれ何をしてるの? 2.免疫のしくみの4つの特徴とは? 3.どうやって異物を見分けているの? ー特異性のしくみ 4.どうして出会ったことのない病原体とも戦えるの?
免疫学講義 第13回 平成20年1月9日(水) 担当: 荒牧弘範 Daiichi College of Pharmaceutical Sciences 22-1 Tamagawa-cho, Minami-ku,Fukuoka 815-8511, Japan 2. T細胞の多様性獲得機構 A. T細胞抗原受容体 2.T細胞の多様 2 5 自然免疫 (innate immunity) ・免疫担当細胞 ・パターン認識受容体 ・I型インターフェロン ・NK細胞と非自己 自然免疫 獲得免疫6 樹状細胞 好中球 マクロファージ 細胞傷害性T細胞 B細胞 NK細胞 樹状細胞は2つの免疫系を繋いでいる 18 日本臨床免疫学会会誌 (Vol. 29 No. 1) れ,クリプト下部の細胞では発現が認められない. これは細胞分化依存的に発現が増強するためであ る15).胃上皮細胞においても分化度の高い表面上皮 細胞(surface epithelial cells)に最も強く は免疫細胞のバザールと呼ばれ,全身性の免疫細胞群が集積する場所であり,この細 胞の免疫応答性は,生体における全身免疫系の応答を比較的反映していると考えられ る. 本稿ではマウス脾臓細胞を用いた初代培養法における細胞 MSの病態理解に必要な免疫学 53:899 このように,中枢神経組織は,ある割合で末梢血中に存在す る活性化T 細胞が内部をパトロールすることで,感染因子 や腫瘍細胞などの存在について常時監視を受けている状態に ある. BBB の通過に 免疫学のプリント ( 23) 990428 いよいよお話しも終わりに近づいて 抗原のことを少し・・・ 免疫反応 : 自己と非自己を識別して、非自己を排除 する機構。 抗原の働き : 免疫系の細胞が認識できる自己に存在し ない構造。 抗原の定義 : ①動物に抗体と感作リンパ … 免疫学: 2型免疫における上皮刷子細胞 2016年1月14日 Nature 529, 7585 寄生蠕虫類やアレルゲンに対する「weep and sweep」応答、つまり分泌液や粘液の分泌と組み合わせて腸の推進運動を増加させることで寄生虫が排除される応答は、2型自然リンパ球(ILC2)の活性化が関わる2型免疫、つまりアレルギー
2017/10/26 Elsevier eLibrary, 【簡易目次】 1 免疫応答の特徴と概要 2 免疫系の細胞と組織 3 白血球循環と組織への遊走 4 自然免疫 5 抗体と や変異ペプチドは非自己として認識され,がん細胞は免疫系によって排除される.このよう に免疫系は,恒常的に自己と非自己を認識し免疫監視を維持している. Part Ⅰ 免疫学の基本的な知識 4 498-02264 1 図 1-4 リンパ球の反応 図 1-3 れているのが,T細胞上のCD28 とそのリガンドである 抗原提示細胞上のCD80 およびBCD86 分子である1). 2)T細胞レセプター遺伝子の構造 ①α 鎖遺伝子 α 鎖遺伝子座はヒトで14q11―12,マウスで14C―D の 染色体上にあるα 自己免疫疾患の発症および増悪に関わるサイトカインであることが明らかになってきている。 ※ 3 免疫チェックポイント分子 T 細胞が働く際には、抗原提示細胞に対して抗原特異的なナイーブT細胞が結合するだけでなく、さらに補助刺激分
B細胞は、免疫細胞の一種で、細胞表面にあるB細胞抗原受容体(BCR)と呼ばれる部分で病原体などの抗原を認識し、抗体を産生する。B細胞は、抗原の刺激により胚中心B細胞、抗体産生細胞およびメモリーB細胞に分化する 注5 れたのが免疫細胞治療のアイデアである。米国で始まってからすでに25年が過ぎた。 がん免疫に直接にかかわるのは主にT-リンパ球である。がん細胞を特異的に攻撃す るキラーTリンパ球はがん細胞と直接に接触することによりがん細胞を殺す。 b. 細胞表面免疫グロブリンの凝集 c. 細胞質のタンパク質チロシンキナーゼの活性化 d. Iga およびIgb の細胞内末端の関与 e. ITAMのリン酸化 問9-3 A. 特異抗原を認識した直後のB 細胞が,リンパ節のT 細胞 領域とB 細胞領域の境界 ひと目でわかる分子免疫学 連載第 8 回 (最終回) 「自己寛容から学ぶ免疫学の基本原理」 渋谷 彰 SHIBUYA Akira 筑波大学大学院人間総合科学研究科、基礎医学系免疫学 先端学際領域研究 (TARA)センター Key Words 中枢性 分子細胞免疫学 原著第7版 電子書籍(英語版)付 アバス-リックマン-ピレ 著=Abul K. Abbas/Andrew H. Lichtman/Shiv Pillai 監訳=松島綱治(東京大学大学院医学系研究科分子予防医学 教授) 山田幸宏(昭和伊南総合病院 副院長 MHC 分子との相互作用 e. 細胞接着分子やその他の細胞表面受容体-リガンド結合が 関与する,T 細胞と抗原提示細胞との接触領域 問8-15 南インドから米国に2 年前に移住した19 歳の青年Vijay Kumar は,鼻腔粘膜に病変がみられ
は免疫細胞のバザールと呼ばれ,全身性の免疫細胞群が集積する場所であり,この細 胞の免疫応答性は,生体における全身免疫系の応答を比較的反映していると考えられ る. 本稿ではマウス脾臓細胞を用いた初代培養法における細胞
構および細胞における情報の自発や学 習の機構などに着目するものです。細胞 内、細胞の内外および細胞間における 化学物質や力、光、電気、熱など様々な 情報を対象とし、生物物理学的手法や 生化学的手法、分子生物学的手法など 2020/07/06 2. 環境化学物質が免疫担当細胞に与える影響 マウスの骨髄由来樹状細胞(主要な抗原提示細胞) および脾臓(抗原提示細胞やT 細胞を含む二次リンパ 組織)の細胞を用いて、in vitro(試験管内)で環境化 学物質に曝露し、その影響 2018/03/23 2008/07/15 世界標準の免疫学テキスト。アバス『Cellular and Molecular Immunology』改訂版。ハーバード大学医学部の学生とMITの1年生の学生の講義のための教科書として刊行され、細胞・分子生物学の教科書の定本として好評を得ている免疫学 アバスのCellular and Molecular Immunology『分子細胞免疫学』の要約版。免疫学の基本原理を凝縮、明解に提示した教科書。すべての重要な現象をわかりやすいカラーイラスト …